25歳、学生 就活に挑む

どうもお久しぶりです。飛蝗です

前回のブログ更新からだいたい4年が経ちました。

普通の人なら大学生になってもう少しで卒業というところです。

僕はそれぐらいの期間を回り道して過ごしました。

 

理由は簡単です。

留年して専攻を変えたからです(留年は編入という形で履歴上は消えています)

3年ほど前の学科で過ごし4年目から今の学科にいます。

私が一浪して入学してることを知ってる人はおかしなことに気づくでしょう。なんと編入してからも留年しました。

なので実質2留舞。TLで留年芸をしてる人を多く見かけますが、学科変えてまで舞ったアホは僕ぐらいでしょう。

 

ということで今年が就職の年でした(17卒→21卒)

訂正すると前の学科に3年までいたので就活は2回目です。(前回は3年冬の合説のみ参加)

2回目の就活は1回目と違うことが多すぎて竜宮城から帰ってきた浦島太郎状態でした。

まずほとんどの人が動き始めるのが3年夏からでした。前の学科は機械系であり純粋な比較は出来ませんが、半年ほど早くなっていました。僕は編入したので友達がおらず完全に出遅れました。それと最初は20卒として就活を考えていたので21卒になってからは研究室が決まってからと考えていたのも遅れた原因です。

 

ということで21卒スタートしたのは4年生(3年生)2019年11月です。

きっかけは研究室の先輩達との顔合わせでした。

懇親会の席で自分が全く動いていないことを報告したらわりと真面目に説教されました(その方は日本を代表する企業に内定もらっています)

その方が言うにはこの業界はインターンシップから選考に繋がるから沢山行きなさいと、私は毎日インターンに行く週もあったとアドバイスを受けました。

僕はアホなので言われた通りにインターンに行きました。やる必要もないのに毎日インターンに行く週も作りました。

ここで僕はまた浦島太郎になるのです。

東京オリンピックを目前に控えた就職バブルです。

僕の就活とは以下の画像みたいになると考えていました。

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実際はいい意味で全く異なったものでした

業界セミナーに参加し、懇談会と体した立食パーティーで企業の人事に気に入られれば名刺がもらえたのです。中には部長クラスから名刺をもらう人もいました。

インターンシップも交通費は勿論のこと、17時に終わればその後に会社と無関係という名目上の懇親会がありました。まるでパチンコの三店方式

参加者が少ない懇親会では会社が入ってるビルの別フロアレストランに入りメニューからなんでも頼んでいいよと言われ2000円する梅酒からビール日本酒、魚の盛り合わせなど相当な金額になる食事をしました。

正直インターンシップは楽しかったです。数時間会社説明を受ければタダ飯タダ酒がやってくる。もちろん参加すれば3月の説明会参加が免除され、アンケートで希望を出せばそのまま選考に進めました。

僕は計20数社のインターンに参加しESを出したのは3社でした。(1社はプレエントリーのみ)

 

17卒に比べ半年早まっているということはインターン時期と選考の時期がほぼ同時で行われました。12月~4月です。

最初ESを出した企業は練習で受けました。12月という時期にESとSPIを受けろというスピード感が本命前にちょうどいいと考えたからです。

結果、1次面接に行くことが出来ました。しかし心配だった僕はOB訪問の連絡をし面接前にいろいろ聞く機会を頂きました。

そこで書類選考通過したと思えないことを教えてもらいました。

まず、性格診断が過激すぎる。うちの会社は面接重視だからいいけどもし他のところ受けるならもう少し曖昧で抑えたほうがいいと言われました。(やべぇやつって出ちゃったか次から反省したろ)

SPIの成績がよくない。もし~(略)(流石に一週間はダメだったか)

 

これらの有り難いお言葉を受け1次面接を受けました。

おちました

 

理由は簡単、他の事業と迷っていると言ったから

 

いい練習になったと本命企業のESに活かされる形になりました(合格組は人事に焼き肉奢ってもらったらしい)

 

2社目と3社目はほぼ同時に進むためここで周りの就活状況を挟むとします。

 

研究室の就活生は学部生19人院生1人の計20名です。院生はルートや方向性が違うので除きます(全員僕より当然歳下)

1月の時点でとんでもないことが起きます。ある企業を受けた7人が一次面接で全員内々定をもらってくる。中小ではなく東証一部企業。

研究室では主に2つの事業への就活となり、僕が選ばなかった事業の方はもう一つの事業会社に優秀な学生を取られないように早めに内々定を出します。僕が一個目に受けたのも早い方です。

こんなペースで周りの就職が進むので3月時点でほぼ全員がどこかしらの内々定を持っている状況になっていました。GW直前に内々定をもらった僕が研究室で一番遅いという形に。

そしてやってきた新型コロナ

2社目の二次面接、3社目のリクルーター面談に重なる形となり周りと比べ就活が長期化する事態になる。

 

2社目の企業も同じくインターンから選考に繋がる形となりESをギリギリ2019年に出す(締め切りが明記されていなかったためサボってた)

ESは受け付けてもらいSPIを受けることになるが、1社目のアドバイスや2社目の企業が業界で一番SPIの出来を見るという評判を受け2回目のSPI試験を受けることに。

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一社目に受けたときは赤本だけ、2社目は青本と三冊目の見たことないパターンまで勉強した。

穏やかな性格診断と試験結果により無事書類選考は通過。

一次面接を迎える。一社目と違い希望の事業であり第一志望であったため無事通過を決める。このとき留年のきっかけとなったサークル話が思いの外好評だった。

 

一次面接から二次面接を迎えるまでの間に3社目となる企業のOBから連絡を頂く。この企業はインターン日と授業日が重なりご縁がなかったと考え選択肢になかったところである。しかしプレエントリーをし、大学のOBから直接メールを頂いたということで無下には出来なかったため合うことになる。一回目のリクルーター面談(経団連のルール上面接ではないらしい)にて当社に入る希望はないかと聞かれる。正直なところ第一希望の選考が進んでいたためあまり志望度が高くなく候補の一つですとお茶を濁すことに。それでもとりあえずはESとSPIとwebテストを出してほしいと言われたので受けることにした。会社規模は2社目とほぼ変わらないため滑り止めの感覚。

志望動機は変えたが、本命での自己PRが好評だったためそのまま出した。ここまで3社にESを出したが、添削や他人にどうこう言われるのが嫌だったため見せたことはない。そのおかげもあってか2社目では変人枠として目立つことになる。

問題になったのはwebテストである。ここに来るまでSPIは2回受けたが、webテストは初めて受けることになった。大学で模擬試験などあったらしいが、授業が忙しく受けたことはない(GPA1.1の学生にそんな余裕はない)

 圧倒的に足りない時間の中できるものだけ解いた。数問

あれで何がわかるんだろうと思いながらSPIは使いまわした。

結果、書類選考は通過する。

 

この時期にコロナが流行りだし予定が大幅に狂い出す。

2社目の二次面接が予定より一週間伸び一次面接から一ヶ月ほど空く形になった。3社目は書類選考の結果が来るまで三週間空いた。

一ヶ月経つと一次面接の記憶も曖昧なものになり、さらに一社目で深く聞かれなかった志望動機にツッコまれ二次面接は惨敗に終わる。

 

この時点で3社しか申し込んでない僕はあとがなくなり滑り止めが本命となった。2回目のリクルーター面談は別の方が来たがそこで御社が第一希望ですというテンプレとともに手のひら返しをすることになった。時期が時期じゃなければ飲みにいけたんだけどねと就活バブルらしいお言葉を頂く

 

無事次は本社面接という返答を貰えるがここで

が発令される。

リクルーターに面接予定日を聞いても前例がないため分からないと言われ、バブルここまでか来年また就活かなと考えるようになる。

正直人生回り道が多すぎて焦りとかはなく笑いながら世界終わんねぇかなぁ(笑)と思っていた

 

書類選考の時点で三週間待たされた企業相手のためどんな些細なことでも決まったら教えてほしいとリクルーターに伝え二週間後にはweb面接を行うとの連絡が来た。

しかし例年2回面接を行うが今回はどうなるかわからないとも返答をもらう。受かったことのない二次面接がいきなり来るかもしれないという不安と採用取りやめがあったら志望企業のランクを下げなくてはいけないという恐怖があった。

何回面接を行うかは不明のままweb面接を迎えることになった。

一週間前の動作確認ときは問題なかった通信環境が当日は音は聞こえるが、動画はとぎれとぎれとなる事態となる。人事は問題ないと言うがちょっと焦った。なぜなら原因が明白で自分にあったからだ。

 

少し話を緊急事態宣言発令一週間前に遡る。

自分が体調不良で面接にいけなくなるリスクを考え、発令前から既に自宅謹慎をしていた。

そのときに王道スマホRPGグランブルーファンタジーをやっている友人からarkをやらないかと誘いを受ける。暇を持て余していたのとsteamで1000円セールをやっていたので購入することにした

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 マイクラをやってる方はわかるであろうサーバーに入って遊ぶゲームである。僕は初心者だったのと大学の授業で3DCADを扱う関係でつよつよPCを持っていたため自分でサーバーを建てることにした。

 

察しの良い方はわかるであろう。

僕はweb面接の裏でサーバーをつけていたのである。

もちろん友人は面接中にゲームをしている状況である。

 

もう後がない面接という状況での回線圧迫

アホである。

しかし、悪いことばかりでもなかった。面接時間直前までdiscordで友人とゲームの話をしていたおかげで面接ではハキハキと話すことができた。

手応えとしては2社目の一次面接並によかった。これでダメなら中小と覚悟を決めた。

結果当日夜に電話にて内々定を頂く。経団連のルール上6/1まで文面での連絡は出来ないがとりあえず合格と。

なんといきなり最終面接だった。コロナのせいで予定は伸びたが、2回が1回になったのでありがとうという感じだった。

 

これにて僕の就活は終わった

12月~4月と暦上では経過したがコロナのせい(?)で実質4ヶ月である。

一回も他社の内定がない状態での就活だったが、大学受験で全落ちを経験してるため病むことはなく楽しめた。


しかし、家族からの反応は冷めたどころか嘘つきとまで言われた。父が大きな括りで同業者のため僕が受かった企業の大きさを知っており1浪人2留年のアホ息子が受かるとも思っておらず、内々定という口約束で証拠がないため合格発表に対してとうとう嘘までつく人間になったのかと言われた。


ちなみに転科後元同学年の友人に報告したところ信用されなかったので6/1に来たメールを見せたが、メール作るの上手いねと言われた。


もうすぐ4/1で入社式を迎えるが、インターンにも参加せず説明会にも出てない会社のため福利厚生や本配属の時期などは一切分かっていない。基本給しかわからん。


内定後のオンライン内定者フォローイベントで20数社インターンに行った時にワークショップまで一緒にやった人がいたが、インターン時は自己紹介で「22歳学生です」と大嘘をついてしまったため本当の歳を言った時気まずかったし、入社式に自己紹介する時間があって他に嘘を聞いたいるかもしれないと思うと憂鬱である。野獣先輩より2個上の存在なんて草も生えん。


現時点の気持ちとして学生でいる時間が長すぎたせいで卒業式終わっても来年度授業受けるんじゃないかという感じがある。もし3舞した場合、大学在籍累積で8年目なためラストバトルだった。


人生において1番大変だったのが大学卒業であり、1番簡単だったのが就活だった。


もしまた就活したいかと聞かれても4月から入社する会社より上にいけるならやりたいと思う。